▼複数層~全層共通
依頼斡旋業者【 バースト 】

依頼斡旋・人材派遣を行う斡旋業者。
云わば「ギルド」のような存在で、持ち込まれた依頼を斡旋し、登録している人物に委託。
依頼者から仲介料、成功報酬の一部を受け取る。
依頼内容は民事から公的機関への人材派遣まで幅広い。
ただし行うのはあくまで「適切な人物への斡旋」に留まり、
詳しい依頼内容についての説明や報酬に関する交渉は委託された人物が行う。

なお、依頼者・受注者の両方とも利用する上でこの組織に「所属」する必要はなく、
連絡先を登録して「会員」となるだけで十分である。
副業やバイト感覚での利用も可能。

【関連NPC】 百舌鳥創
男性 能力タイプ/ノーマル

【 バースト 】代表。

【関連NPC】 白鳥龍彦
男性 能力タイプ/ノーマル

【 バースト 】副代表。


SNS【 エンダー・スミシー 】

とあるアングラSNS、およびその会員たち。
エンダー・スミシーは人混みに紛れ込み、様々な手段を用いて観測し、
その情報を他のエンダー・スミシーに供給する。

基本的なスタンスは「静観」であり、積極的に標的へ干渉することはあまりない。
一方で情報収集のための行動力は尋常ではなく、彼らの無意識の言動・行動が大きなうねりへ繋がる場合もある。

また、エンダー・スミシー同士の結託は強く、メンバーの誰かに危害が加えられた場合は
例外的に加害者へと報復行為を行う。
世間話が大好きなお喋りおばちゃんが。様々な事件に首を突っ込む新聞記者が。とあるマフィアの情報部が。
ネットサーフィンが大好きな引きこもりが。YDFの構成員が。あなたの部屋の隣人が。
【エンダー・スミシー】の一員であるという可能性は誰にも否定することが出来ない。

【とある島内の都市伝説】

【その正体はね】【多くの監視カメラと】【端末による島内の情報把握を行う】【集団だよっ。キャハッ
【だいたいは観察だけだけど】【たまに現実に干渉してさ】【誰かを導いたり】【誰かを陥れたり】【誰かを躍らせたり】
【我々は、誰にも情報を漏らさないと思われる人物を仲間に誘うのだよ!】
【え、エンダー・スミシーは! と、と、都市伝説であるために。ですね【その正体を知られるわけには】
【い、いかなくて……うぅ【ちょー暇なんですけどー】【うぜえ】【だから】
【あなたたちも、私達に干渉しないでくださいね☆】
【我々、上層とかにもいるんですけど、私はあくまでも観測だけを目的としてますんで】【変に深入りして死にたくないしなあ】
【能力者に生身で勝てるわけないし】【毒にも】【薬にもならない存在だと思って】
【まあ、そういう存在ですよっと】

【関連NPC】 アラン・スレンダー
22歳 男性 能力タイプ/エスパー 能力名/スレンダーマンの呼び声

SNS【エンダー・スミシー】を立ち上げた張本人。
金髪に虹色のサングラスを掛けた、不良風の青年。

目的は特になく、面白半分に作り上げた組織であったが、いつの間にか巨大な情報組織へと成長していた。
時折、【エンダー・スミシー】たちにさり気ない指示を送り、こっそりとひっそりと、様々な事件をコントロールしている。

能力【スレンダーマンの呼び声】は、SNS【エンダー・スミシー】にログインした人物に、
エンダー・スミシーの一員となり、協力し、秘密を守りたいという思いを抱かせるエスパー能力。
効果は弱く、少し意思の強い人物が意識すればそこそこ簡単に跳ね除けることができる。
だが、無意識に働きかける微かな効果を意識することができる人物は少ない。


犯罪芸術集団【 ムスペル 】

違法な芸術活動を扱うオンライン上のサロン、およびそこから発表された作品に用いられる共同ペンネーム。
サロン内では犯罪達成のためのノウハウが共有されている他、会員が「作品」を発表する際は具体的な日時や場所について「告知」される。
アドレスは頻繁に変更され、現役の会員でなければ辿り着くことはできない。

メンバー間の共通項は皆無で、発表される作品も内容はおろかメディアさえバラバラ。
一般的な創作活動で世間に知られている者もいれば、ムスペルとしてのみ創作活動を行っている者もいる。
何せよ、一つの統一された意思の下に集っているわけではないため、
他の作品のアンチテーゼが発表されたり、ムスペル内で賛否が起きることもままあるようだ。

一方、彼らの原動力はあくまで「芸術の追及」に過ぎず、具体的な利益や悪意のために活動することは少ない。
結果的とはいえ邪悪な組織の駆逐に一躍買うこともあり、島内のレギュラー組織とは持ちつ持たれつな部分もある。


人造人間群【 ブラック・ワン 】

「誰か」のクローンとして生まれた人造人間群。オリジナルとなった人物の消息は不明。
しかしクローンであるにも関わらず体格から顔つき、果ては人種的特徴や性別まで個体ごとにバラバラであり、
外見上の共通点は「肌が塗りつぶしたかのように黒い」事だけである。
また、一般に流通していない特殊な技術を保有しているようで、人や物、時には自らへ様々な改造を施す。

個体間の繋がりは希薄だが、1体1体が強大な力を持っているため並の能力者では束になっても勝ち目は薄い。
また、大半の個体が傲慢かつ冷酷で、目的のためなら手段を選ばず人間をモルモットのように使い捨てていく。
しかし傲慢な人格はそのまま弱点にも繋がり、慢心故に自らの被造物や格下の能力者に敗北する事も多い。

その目的は個体間で異なり、あるものは「究極の能力者の創造」、
あるものは「島の破滅」と各々の目的のために好き勝手に暗躍している。
他方、まともな人格を持っているため自らの素性に苦悩し、正体を隠して人間社会に溶け込んでいる者もいるようだ。


ウルトラマン

近年、新たに確認されるようになったミュータント。
フラメルの【卓捨 不違】博士によって「ウルトラな人類」ということで命名された。
銀色の金属製の肌と、大きくぼんやりと光る水晶体の眼を最大の特徴とする。

いずれも強大な異能を有する傾向にあるものの、その大半は異能をうまく制御出来ていない。
ヒトの身体が異能についてこれなくなった際、
PSY因子の異常活性によって身体を変化しているのではないかとの仮説が立てられている。
その他に以下の共通項が確認されている。

  • 頭頂部に大きなトサカ、そこから背中~臀部にかけてヒレのような物がある。
  • 善性が高い者が多いが、例外もいる。
  • 胸にコアのような物がある。この部分を破壊するとどうなるかは不明。
  • 金属製部分の他に身体に走るラインがある。
    主に赤色か青色をしているが、他の色が混じることもある。模様の法則性は不明。
  • 本能的に着衣を必要としないらしく、普段着衣で過ごしている者もいつの間にか服を脱いでしまう事がある。
  • 生存に多量のエネルギーを必要とし、一般人より大量のエネルギー補給が必要。
  • 体表は非常に強靭で、傷がついてもすぐ再生する。
    そのため斬撃よりも打撃の方が有効で、体の内側にダメージを与えられる事が弱点と思われる。
  • 寒さにはあまり強くなく、一定以下の気温で長時間放置すると固まったまま動かなくなってしまう。
    (一種の冬眠状態になる)

    なお、一部で「光線を撃った」という目撃情報が上がっているが詳細は不明。

【関連PC】 アニヤ・ケイイチロウ、ヤツルギ・ヒカリ

【 DIOの屋台 】

【デイヴィッド=オーランド】が経営するラーメン屋の屋台。
営業時間は不定。島中を行脚する店主と屋台に鉢合わせればどこでもラーメンをご馳走してもらえる。
店主の能力の影響で、注文してからラーメンが出てくるまでは恐ろしく早い。

料理の腕自体は確かで、豊富なトッピング各種と特製スパイスの味は本物。
しかし肝心の麺とスープが市販のインスタント麺という致命的な欠陥があり、
客は「極上のトッピング・スパイス」と「安っぽい麺・スープ」というコメントし難い味を体験することになる。

層を選ばずあちこち移動している店舗なので、聞き込みの選択肢としてはアリかもしれない。

【関連NPC】 デイヴィッド=オーランド
年齢不詳 男性 能力タイプ/クリエイター 能力名/【 拉王 - ザ・ラーメン - 】

神出鬼没なラーメン屋。紫外線にアレルギーがあり、人工太陽光を含む紫外線の下では活動しない。
元は【味自慢ラーメン】の下で働いていたが、ある日突然ラーメン屋として独立した。

常軌を逸した超人的能力と空前絶後の異能を持つが、その全てをインスタント麺の調理にしか使わない変な男。
ちゃんとしたラーメンも作れるが、何だかんだでこっちの方が美味いと結論したらしい。
意外にナイーヴな性格で、マズいとはっきり言われると真っ二つに裂ける。

彼のクリーチャー【 拉王 - ザ・ラーメン - 】は、射程範囲内のあらゆる時間を止めるという途方もない異能を持つ。
身体能力と精密動作性も極めて高い水準にあり、ラーメン作りにおいて右に出るクリーチャーはいない。
でもインスタント麺の製作以外に利用されたことはあんまりない。

「おれはるぞ! 店長ーーッ!」
「これが……『本物のラーメン』だ……」


診療所【 死神の宿 】

各層に存在する診療所。後述するように、一個の診療所というよりは「院長であるトキの拠点」という性格が強い。
そのため営業時間も不定。「訊ねて、居れば診てもらえる」といった程度である。
無免許なので法的には真っ黒だが、
腕が確かであること、今のところ問題を起こした様子もないこと等から対処は後回しにされている状態だという。

マンションの一室を改造する形で造られた診療所。
そのため一般には周知されていないが、事情通の間では「腕が良い上に格安の闇医者」として知られる。
もっとも、トキ自身は闇医者である自覚からか複数回の通院は薦めていない。

【関連NPC】 トキ
年齢不詳 男性 能力タイプ/エスパー 能力名/銀の聖者

流浪の闇医者。
かつては才能豊かな拳法家だったものの、【ジョン=ドゥ】との交戦で不治の病に罹患。戦線を退き闇医者となった。
【死神】という物騒な異名は、元々は死期が近い彼を嘲って付与されたものである。

自らの施しに見返りを求めない無欲な人物。
治療中は多くを語らず、治療が終わってしまえば患者のその後に関知しないのが基本。
その様は機械的ですらあり、彼の存在を知りつつも不気味がって治療を受けない者も。

能力【 銀の聖者 】は自身や触れた対象の肉体に影響を与える異能。
「ツボ」を刺激することでさらに効力は高まる。
元々彼が学んでいた拳法の技術体系が異能に昇華されたものであり、彼はこれを医術に転用して施術を行う。

「私は永くない。死ぬまでに何人の命を助けることができるか、それが私の生きた証となる」
「命には限りがある、それは私もおまえも同じだ。限られた命の中で、成したい事を為せ」


CL4P‐TPユニット

エイワズカンパニー開発の汎用作業ロボット。
運用・管理はグングニルのクリーンセンターの下で行われており、一般にはLeet表記に由来した出まかせの戯言クラップトラップの通称で呼ばれる。
タイヤで動くために段差の走破性は皆無で、階段は天敵。

ロボットにあるまじきいい加減で楽天的な性格をしており、歌やダンス・お喋りが大好き。
島内の食物連鎖においてはモヒカンよりも下位に位置しており、悪ふざけで破壊されることもしょっちゅう。
今日も島のどこかで、起き上がれなくなったクラップトラップがモヒカンに囲まれている。

想定される用途は幅広く、清掃ロボ以外にも飲食店のウェイターや企業のオペレーター、YDFの備品として採用される場合もある。
チーム世紀末覇者に改造された個体や、野良化している個体もいるようだ。

【関連組織】 ルーン企業連、グングニル
【関連PC】 ハムトニー・ゴームリー
生後2週間 性別なし 能力タイプ/ノーマル 能力名/ハイテンション・トリガー・ハッピー