▼闇商会【 スヴァルトアルフ 】

下層を中心として全層に影響力を持つギルド・ネットワーク。
即ち、会員間での横のつながりを支援するための協会や組合のようなもので、一個の組織ではない。

違法な武器の製造および販売、盗品ブローカー、地下闘技場における興行、カジノ運営、麻薬売買、娼館斡旋、人身売買……。
島内の裏稼業を円滑に行うために、スヴァルトアルフは多かれ少なかれ関わりを持つ。
また、会員たちの間では【グリゴリシリーズ】と呼ばれる人造人間が流通し、
彼女たちは差し詰め「派遣労働者」のごとく裏社会の労働力となる。

スヴァルトアルフの教義は【混沌】である。
ラグナロク事件でも中立という立場の中、上層・中層・下層すべてに情報や武器を流し、混乱を煽った。
混沌を維持することが自分たちの利益になり、快楽となり、世界を回すと理解している。

元々、下層マフィアはスヴァルトアルフと密な関係を持っていた。
しかしテセウスがマフィアを掌握した事でその関係性が分離、ある程度のバランスが保たれる事となる。
それでもスヴァルトアルフはテセウスに迎合するわけでもなく、対立するわけでもなく、混沌を煽る存在としてあり続けている。

マリア・テレジア

スヴァルトアルフのギルド長。
美しい黒髪のロングヘアーに、紫の瞳。妖艶な雰囲気を纏った絶世の美女。
中世ヨーロッパの貴族のような装いで、顔の右半分を覆う仮面が特徴。
年齢不詳で、一部ではユグドラシル創成期から生きているという噂もある。
名前もあからさまな偽名と言われている。