▼【 オルレアンの噂 】


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下層を中心として形成されている反社会組織連合。イメージワードは【抗争】、そして【暴力】。
【ファミリー・ベルゲルミル】の先代首領が、ヤクザの盃を参考に作り上げたシステムである。

当初の起源はごく小規模なものであったが、テセウスの成長に対してカウンターとなる形で規模を拡大した。
テセウス台頭によるマフィア清浄化を危惧したギャングの間で、
互いの資源・活動をサポートし合うために互助組織のニーズが高まっていったのである。

彼らは思想・経歴・利潤などの理由からテセウスへの合流を放棄したギャングの群れであるが、
それ以外の共通項には乏しく、文化・制度は組織間でそれぞれ異なる。
(「マフィア」だけではなく「ヤクザ」もいる)

主に担うのは正規化されたマフィアに行えなくなった事業の運営や違法店舗の庇護(所謂ケツモチ)であり、
その多くは【スヴァルトアルフ】を仲介して行われる。
そのため彼らはスヴァルトアルフの「お得意様」であると共に「【グリゴリシリーズ】に次ぐ第二の実働隊」でもある。



カミッロ=ヴァレンツィ

男性 25歳
能力タイプ クリエイター
能力名 ウオモ・ネロ
一人称 オレ
二人称 お前、○○(呼び捨て)
三人称 アイツ、○○
、 あの(罵倒語)、○○の(罵倒語)
ベース 男口調
粗暴
その他
口癖等

マフィア【ファミリー・ベルゲルミル】の首領。
彼の率いる【ファミリー・ベルゲルミル】は十人足らずの小組織だが、
メンバーのそれぞれが様々な組織と盃を交わし下部組織として吸収しているため、
実際上の構成員数はかなりの規模に及ぶ。

神経質かつ情緒不安定で、些細なことで怒鳴り散らし暴力を振るう。
お陰で彼の周りにいる人間はいつも生傷が絶えないが、人格そのものが粗暴というわけではなく、本質的には聡明。

なお、彼自身は必要以上に規模を拡大し制御が効かなくなりつつあるどころか、
スヴァルトアルフに掌握されつつある「盃」の存在を厄介に感じている節がある。

彼の能力【ウオモ・ネロ】は、特殊なシールを創り出す異能。
シールを貼り付けられたものは周囲からは視覚・聴覚・嗅覚で認識することができなくなり、剥がすと元に戻る。
能力発動の瞬間は、あたかもターゲットが忽然と姿を消したように映るという。

「食前酒はこの銘柄じゃねえって何べん言いつけたら理解できんだボゲ、ブッ殺すぞ!」
「チッ、何が盃だ……。死んだ先代オヤジと会えるならもういっぺん殺しなおしてやりてぇぜチクショウ……」

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